情報処理安全確保支援士について。
政府が、「情報処理安全確保支援士」なる国家資格を新設するとのこと。
平成29年度に試験が開始され、順次運用されるようなのですが、2020年(平成32年)までに、3万人の資格取得者を目指すようです。
そうなると、一年で1万人の取得者が生まれるということですが、これってなかなかの数字ですよね。そこまで、この資格に希少価値はないように思えます。
いずれにしろ、サイバーセキュリティの必要性、重要性は、今後さらに高まるわけでしょうから、知識を得るという観点で見れば、有益ではあるのかなと思います。現状、それなりに似た資格はあるのでしょうが、それらと比較して、より質の高いものになることを願います。ただ、やはり実務経験がないと、セキュリティの問題は容易には解決しないでしょうから、現実的に社会で活用されるのかは気になります。
こういった資格者の活用法は、さまざまあるでしょうが、はじめは、わざわざ各企業が雇い入れるということは少ないでしょうね。セキュリティ対策専門企業の人間が、国家資格を取得するのが、自然な流れかと思います。そして、各企業のセキュリティ調査や、対策を請け負っていくというスタイルが現実的でしょうか。
でも、やっぱりクラッカーたちと対決するのは、相当な技術者でないと、かなり道のりが遠い感じがする。そういう意味では、早めに小学校教育等に、プログラムの授業を入れたほうがいい気がします。時間はかかりますが、将来的に、日本の大きな財産になるでしょうし。
そして最後に。「情報処理安全確保支援士」。
ネーミングセンスなさ過ぎるでしょう。
長いし、ダサい。
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